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川崎大師と久寿餅

くず餅と久寿餅と葛餅

川崎大師は関東ではとても有名なお寺で、初詣でも明治神宮、成田山新勝寺につぐ参拝者数を誇るお寺です。

こういう有名なお寺などで欠かせないのがお土産。特に久寿餅は有名で、初詣くらいしか行かない私にとっては必ず買って帰ってしまう一品です。

でも、お土産とか地方の名産とかで、なんでこの地でこれが名産なの?という商品もありますよね。

くずもちと、由来を調べてみました。

葛餅

漢字で葛餅と表記する商品は、葛(クズ)という秋の七草でもある植物の根から得られるデンプンを使用した和菓子で、透明感のある食べ物。わらび餅に近いイメージですかね。主に関西などで食べられ、中にあんこをいれて周りを葛餅で包んだ水まんじゅうという商品も。

くず餅(久寿餅)

原料が小麦粉です。ここが葛餅と最大に違う(というか、もはや別の食べ物)ところです。小麦粉から精製したでんぷんを乳酸菌で発酵させたもので、葛餅よりも固め。きな粉と黒蜜で食べるスタイルは葛餅と同じです。

川崎大師でくず餅の理由は?

川崎大師のくず餅といえば、『住吉の久寿餅』(完全に個人の見解ですが)

山門の一番いい場所にお店を構えております。

2枚入りで800円(2-3名)から、一番大きいのもので8枚入りで2850円(2020年12月現在 税込)

ちなみに1枚が18等分に切られていて、一応1人前が7-8切目安みたいです。

分かりずらい、おいしくなさそうな写真で申し訳ございません。今回のテーマは味ではなく・・・という事で。

久寿餅を作ったのは、住吉らしいです!

箱の裏側に由来がありました。

写真にあるように、このお店の久浜衛さんが、この地で偶然に出来た食べ物であると。
ならば、川崎大師の名物として売っているのはとても納得です!

亀戸の船橋屋との違い

くず餅といえば、もう一つ、東京都江東区の亀戸天神にある船橋屋というくず餅も有名。
商品はほぼ一緒?と思っておりますが、決定的な違いを見つけました。

小麦粉の発酵時間

  川崎大師 住吉  400日
  亀戸天神 船橋屋 450日

という事で、発酵時間が50日長い!!!
それ以上の詮索はしておりませんが。ただ、1年以上作るのにかかるのですね。
しかも、賞味期限は2日。遠めのお土産には向いていないので、すぐに食べたほうがおいしい。
(さらにいうと、黒蜜やきな粉をかけてから3分以内がおいしいポイントです)

是非、川崎大師や亀戸天神に行く際には、くず餅を。

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